土地の評価②
自分の土地に自宅を建て自分で住んでいる。これが最もシンプルな形ですが、自宅以外に土地を所有し、他人に貸していることもあります。その場合、自宅の土地と貸している土地の評価は同じように行うのでしょうか。それはやはり違うのです。
自宅の土地は自用地といいます。その評価額を自用地価額といいます。それに対し貸している土地の評価は
貸している土地の評価=自用地価額×(1-借地権割合)
で算出します。借地権割合というのは、路線価図に載っているものです。路線価図で、道路に矢印線のところにたとえば「190C」などと書いてあります。この「C」ですが、表の上部にA:90%、B:80%、C:70%、、、、、G:30%まであります。ということはこの路線に接する土地が貸している土地ならば、その評価はそこが自用地だった場合に対し、
自用地価額×(1-70%)=自用地価額の30% ということになります。
これが普通の賃貸借契約での場合です。しかしこれがもし個人間で使用貸借(ただで貸している)ということならば、自用地価額そのままです。
土地についてはその用途により評価も変わりますので、必ず専門家に相談してください。