税率

相続税というと、「結構持っていかれる」という漠然としたイメージがある方も一定数いらっしゃるかと思います。では実際どのくらい持っていかれるのかというと、相続財産の種類と構成、相続人の数等によりかなり変化するのでこれこそ難問ですが、まずは税率をご説明致します。

相続税は相続財産の金額を確定させ、そこから控除できる額を差し引き、残った課税遺産総額に税率をかけて算出します。課税遺産総額の金額により税率が異なります。課税遺産総額をⅩとするとその税額は、

1,000万円以下・・・Ⅹ*10％

3,000万円以下・・・Ⅹ*15％-500,000

5,000万円以下・・・Ⅹ*20％‐2,000,000

1億円以下　　・・・Ⅹ*30％-7,000,000

2億円以下　　・・・Ⅹ*40％‐17,000,000

3億円以下　　・・・Ⅹ*45％-27,000,000

6億円以下　　・・・Ⅹ*50％-42,000,000

6億円超　　　・・・Ⅹ*55％-72,000,000

やはり多ければ多いほど負担は増えます。多いとお感じになられるかと思いますが、では

贈与税だったらいくらなのかというと、一番高いところだけ抜粋しますが、

一般で　　3,000万円超で　　55％-4,000,000

特例でも　4,500万円超で　　55％-6,400,000

というように、相続税よりもかなり低い金額から55％になってしまいますので、

一般的には生前に渡すよりはだいぶ少ないという事が言えると思います。

これで、以前よりも少しでも具体的にイメージして頂ければ幸いです。